看護サマリーとは?申し送りとの違いや伝わる書き方・文例を徹底解説

看護サマリーとは?申し送りとの違いや伝わる書き方・文例を徹底解説

看護サマリーとは?申し送りとの違いや伝わる書き方・文例を徹底解説の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

標準的な看護サマリー記載項目は、日本看護協会のガイドラインや各医療機関のフォーマットによって多少の差異はあるものの、以下の構成要素に集約されます。

1つ目は「患者基本情報・社会的背景」(氏名、年齢、要介護度、キーパーソンの連絡先と家族関係)。2つ目は「主病名・入院理由・既往歴」。3つ目は「入院後の治療経過と処置内容」(点滴、酸素療法、創傷処置、カテーテル類)。4つ目は「現在のADL・認知機能・食事形態」(移動、排泄、保清の介助量とリスク)。5つ目は「立案された看護計画の評価と現在残っている課題」。そして6つ目が「転院・退院先への具体的な申し送り・要望事項」です。

文章をまとめるにあたって多くのスタッフが苦戦するのが、看護サマリー要約のコツです。失敗する最大の要因は、カルテに書かれた日々の出来事を「1日目、〇〇実施。3日目、〇〇に変更。7日目、〇〇…」と時系列で追ってしまう点にあります。この chronological(時間順)の書き方は、読む側に膨大な読解コストを強いることになります。

伝わる要約を短時間で仕上げる秘訣は、日々のSOAP形式で蓄積された記録のなかから「A(アセスメント)」に着目し、問題領域ごとにグルーピングして記述することです。「呼吸管理」「皮膚トラブル・褥瘡」「栄養・摂食嚥下」「排泄管理・リハビリ」「心理・家族支援」というようにテーマ別の見出しを立て、入院時の状態から現在どのように改善・固定したかを2〜3行で総括します。これにより、受け手側は必要なセクションだけを即座に拾い読みできるようになります。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。