教科書の処分現場では、ネット上の不正確な情報を鵜呑みにしたことによる失敗談が後を絶ちません。SNSやコミュニティサイトに寄せられたリアルな体験談から、教訓とすべき事例を検証します。
「子どもの小学校の教科書を名前の欄だけマジックで黒く塗りつぶして集積所に出したら、翌日、近所の方から『お子さんの名前が丸見えでゴミ置き場に積まれていましたよ』と親切に注意されて冷や汗をかいた。光の当たり方で黒インクの下の文字が完全に読めていたらしい。それ以来、名前の部分は必ずハサミで切り取っている」(40代・保護者の証言)
「大学の医学系教科書を近所の古本屋に持ち込んだら、数万円分がまとめて200円と言われてショックを受けた。持ち帰って専門書専門の宅配買取に送ったら、マーカーの書き込みありでも総額18,000円になった。売り先を間違えると信じられない大損をする」(20代・大学院生の証言)
【プロの結論】おすすめできる処分方法と慎重になるべき人の判断基準
教科書を手放す際は、「手間・時間」「プライバシー」「経済的リターン」の何を最優先にするかによって最適解が分かれます。
- 資源ごみ回収が向いている人:小中学生の保護者で、手っ取り早く家の中を片付けたい人(※名前の切り取り必須)。
- 専門書買取・メルカリが向いている人:大学・大学院生、資格試験受験者で、定価3,000円以上の高額テキストを多数保有している人。
- 裁断・スキャン(自炊)が向いている人:エンジニア、研究者、医療関係者など、将来的に過去の知見を横断検索する可能性がある専門職の人。
- 慎重になるべき人(安易に捨ててはいけない人):高校1〜2年生でこれから大学受験を控えている人、および兄弟姉妹が同じ学校に通う予定がある家庭(※副教材の再利用可否を学校に要確認)。