博麗霊夢というキャラクターが創作コミュニティに与えた衝撃は、単なるビジュアルの可愛らしさにとどまりません。赤と白を基調とした伝統的な巫女装束をベースにしつつ、袖を独立させて肩や脇を露出させた独特のデザインは、東方Project初期から現在に至るまで多くの創作者を魅了してきました。「巫女という神聖な記号」と「大胆な肌見せというフェティシズム」の絶妙な同居が、絵師たちのフェティッシュな探求心を刺激し続けています。
さらに重要なのが、彼女の内面描写です。博麗神社の巫女として異変解決に奔走する一方、金銭にがめつく、誰に対しても平等でドライな態度を取りながらも、どこか人間味のある温かさを覗かせる――この多面的なキャラクター性が、同人作家に無限の物語の余白を与えています。シリアスなバトルものからコミカルな日常劇、そしてエモーショナルな成人向け同人誌に至るまで、どのようなシチュエーションにも自然に溶け込める柔軟性こそが、東方Project 二次創作における不動の地位を築いた最大の要因です。