「窓のサン」とカタカナで表記されることも多いこの部位ですが、窓の桟の漢字表記は「桟」と書きます。語源は日本の伝統建築における建具用語にあり、障子や格子戸、襖(ふすま)などの骨組みとして組まれた細い木材(横木・縦木)を「桟(さん木)」と呼んでいたことに由来します。
建築基準や建材メーカーの設計図面における窓のサンの正式名称は、開口部を構成する「框(かまち)」や「中桟(なかざん)」に該当します。しかし、一般住宅の日常会話において「窓の桟はどこを指すのか」と問われた場合、多くの生活者は「窓を開けた際に見える下部の溝(レール周辺)」や「サッシの枠全体」をイメージして使っています。
大手住宅設備メーカーの技術資料によると、窓まわりの部位は以下のように細分化されており、窓枠サンの部位名称を正しく把握しておくことで、補修やクリーニング時のトラブルを未然に防ぐことが可能です。
- 窓枠(わく):壁と窓サッシを結合するために建物側に取り付けられた木製または樹脂製の外枠。
- サッシ(Sash):ガラスをはめ込んでいる金属製(アルミ)や樹脂製のフレーム全体。
- レール(溝):サッシの下部に取り付けられた戸車がスムーズに滑走するための金属製の案内溝。
- 桟(さん):ガラス面を補強・分割するために渡された骨組み、またはサッシ下部の水平部材。