血圧を正しく理解するためには、心臓と血管の連動の仕組みを知ることが第一歩となります。心臓がギュッと収縮して血液を全身へ送り出したときの圧力が「上の血圧(収縮期血圧)」、血液を送り出した後に心臓が拡張して元の大きさに戻るときの圧力が「下の血圧(拡張期血圧)」です。
心臓が休んでいる間も、血液が途切れることなく全身を巡るよう、動脈には一定の圧力が保たれています。この拡張期の圧力は、主に手足や内臓に広がる細い血管(末梢血管)の抵抗によって決まります。末梢血管が何らかの理由でキュッと縮んだり弾力性を失ったりすると、心臓が拡張しているときでも血管内の圧力が下がらず、下の血圧が高くなるのです。
※家庭で測定する場合は診察室よりも基準値が厳格になり、家庭血圧で「上が135mmHg以上」または「下が85mmHg以上」が高血圧の診断基準となります。