個別指導塾スタンダードの最大の売り文句は「他社を圧倒する授業料の安さ」でした。しかし、この低価格モデルを維持するためのしわ寄せは、現場の講師(アルバイト)の実態と料金システムに色濃く反映されていました。
現場の指導は、指導経験の浅い大学生アルバイトにほぼ全面的に依存。十分な研修期間や指導マニュアルの徹底がないまま授業を任されるケースが多く、講師ごとの指導力格差が極めて激しい状態でした。また、コマ給や事務給の低さからモチベーションの低下や離職が常態化し、教育の質を維持することが困難になっていたのです。
さらに料金面においても、「月謝は安いが、季節講習(夏期講習・冬期講習)で高額な提案をされる」「諸経費や教材費を加算すると、最終的な料金は決して安くない」というトラブルが頻発。初期提示価格の安さで集客し、講習費で帳尻を合わせるビジネスモデルが、利用者の不信感を増幅させる結果となりました。