春先から初夏にかけてのバンナ公園で最も幻想的な光景が、日本最小級のホタル「ヤエヤマヒメボタル」の群生だ。日没後のわずか30分から1時間ほどの間に、森の奥深くで一斉に光を放つ。まるで星空が地上に舞い降りたかのような光景は「光のじゅうたん」と称される。
混雑するメインの観察広場を避け、静かに鑑賞したい旅行者には、Dゾーン「ホタル街道」の奥に位置する隠れた木道ルートがおすすめだ。ハブなどの危険生物から身を守り、貴重な生態系を破壊しないためにも、地元のベテランガイドが同行するネイチャーツアーに参加するのが安全かつ確実である。強い光を放つ懐中電灯の使用やカメラのフラッシュ撮影は固く禁じられているため、マナーを守った鑑賞を心がけたい。