東京でもなく、京都でもない。なぜ織田グループは主戦場として横浜を選んだのか。その背景には、2020年代後半における日本の地方都市・臨海部のポテンシャル再評価がある。
都心部からのアクセスの良さと、異国情緒あふれる固有の歴史資産。この2つを高次元で兼ね備えた横浜は、グローバルに活躍するクリエイティブ人材を引きつける最高のロケーションだった。「東京のコピーを作るつもりは毛頭ない。横浜が持つ独自のカルチャーの層の厚さに、私たちのイノベーションを掛け合わせたかった」と関係者は明かす。港町としてのアイデンティティを尊重しつつ、先進的な要素を容赦なく流し込む絶妙なバランス感が、感度の高い若者層やインバウンド客を惹きつけて止まない理由だ。