日本のファッションメディア史において、彼女が残してきた足跡は極めて大きい。光文社が誇る人気誌『VERY』や『STORY』をはじめ、集英社などの主要出版社が手がける数々の誌面で、彼女は長年にわたり独自の存在感を放ってきた。出版業界が大きな変革期を迎えるなかでも、読者との揺るぎない信頼関係を築き上げてきた歴史がある。
単に服を着こなすモデルにとどまらず、企画の意図を深く汲み取り、自身のフィルターを通して表現する力。誌面を通して彼女が提示してきた着こなしや暮らしのアイデアは、同世代の女性たちの道標となってきた。長年のキャリアで培われた感性は、いまやメディアの枠を超えて輝いている。