バットを置いてからの彼の活躍で、世間に最も強烈なインパクトを与えたのが『最強スポーツ男子頂上決戦』への参戦だろう。20代の現役トップアスリートや若手タレントがひしめく過酷な舞台で、糸井が見せつけたのは「本物の凄み」だった。
重たい障害物を押し込むパワー競技で見せた圧倒的なトルク。息を呑むような瞬発力とスタミナ。年齢という概念を軽々と吹き飛ばすパフォーマンスに、テレビの前の視聴者は釘付けになった。見せるためだけの筋肉ではなく、重力をねじ伏せるための実用的な筋力であることを、大舞台で完璧に証明してみせた瞬間だった。