多くの人が思い浮かべる「理想の凸凹感」には、時代ごとの価値観が如実に反映されている。ブライダル・マッチングサービス業界大手の株式会社IBJや、生活総合意識調査を継続する株式会社リクルートの最新リサーチを紐解くと、現代人が求めるパートナーの体格差に興味深い傾向が浮かび上がる。
長年、王道とされてきた「男性が約15cm高い」バランスは依然として根強い支持を集める。ハグをしたときに相手の顎が頭上に収まり、見上げたときの角度が最も綺麗に見えるという審美的な理由が大きい。一方で、近年のマッチング市場では「5cm前後のほぼ同等」や、女性側が背の高い「逆身長差」を積極的に肯定する層が急速に拡大している。固定化されたジェンダー規範からの脱却が、フィジカルな条件選びにも現れている証拠だろう。