値上げ直撃の大型ペットボトル!知られざる備蓄の罠と最安購入術

値上げ直撃の大型ペットボトル!知られざる備蓄の罠と最安購入術

値上げ直撃の大型ペットボトル!知られざる備蓄の罠と最安購入術の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

南海トラフ巨大地震や首都直下地震への警戒感から、家庭内の防災備蓄・非常用飲料水として大容量ボトルを箱ごとストックする世帯は多い。大人1人が1日に必要とする水分量は約3リットル。4人家族が1週間を凌ぐには、最低でも2リットルボトルが42本必要となる計算だ。

しかし、ここに多くの人が見落としている科学的な落とし穴が存在する。ボトルの主原料であるポリエチレンテレフタラート(PET)は、一見すると完全な密閉容器に思えるが、分子レベルではごくわずかに気体を通す性質(気体透過性)を持っている。長期間放置されたボトル内部の水は、極微量ながら蒸発して内容量が減少し、さらに周囲の強い臭気分子(防虫剤や芳香剤、ガソリンなど)を透過して水に移してしまうリスクがある。

通常の清涼飲料水として販売されているボトルの賞味期限は概ね1年から2年。これを過ぎると即座に飲めなくなるわけではないが、風味の劣化や減容が確実に進行する。一般的な市販ボトルを備蓄に用いる場合は、日常的に古いものから消費して買い足す「ローリングストック」の徹底が欠かせない。耐熱・肉厚設計が施された5年〜10年保存可能な専用水以外を、暗所に何年も放置し続ける行為は極めて危険だ。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。