契約社数が多いタレントが、必ずしもテレビ画面で最も長く見られているとは限りません。ここで重要になる指標が、ビデオリサーチCM露出量(オンエア秒数)です。契約社数は10社前後であっても、出稿量の多いメガスポンサー(大手通信会社や流通チェーン、清涼飲料水メーカーなど)の長期キャンペーンに起用されているタレントは、秒数ランキングで圧倒的な首位を獲得することが珍しくありません。
加えて、CM総合研究所が毎月集計する2026年最新CM好感度調査とのギャップにも注視する必要があります。出稿量が多すぎると「見飽きた」「押し付けがましい」というネガティブな反発を招くリスクがあり、高露出を維持しながら高い好感度をキープできるタレントは一握りです。
現在そのバランスを最も高次元で両立させているのが、川口春奈と今田美桜です。2人に共通しているのは、CM内で「完璧な美人」を演じるのではなく、コミカルな掛け合いや日常の等身大の表情を見せる演出が多い点です。視聴者の心理的抵抗を和らげ、購買意欲へと自然に結びつける広告構造が成立しています。