205系メルヘン車に関する情報の中には、ファンの間で長年誤解されがちなポイントがいくつか存在します。正確な知見として押さえておくべき盲点を解説します。
誤解①:「メルヘン顔はJR化後にフルモデルチェンジされた完全新形式である」
外観が大きく異なるため別形式と混同されがちですが、内部の台車、主制御器、ブレーキシステムは従来の205系と同一です。JR東日本が初期に試みた「標準設計の維持+前面意匠のモディファイによるイメージ刷新」という合理的アプローチの結晶でした。
誤解②:「日光線・宇都宮線の205系は全車がメルヘン顔だった」
日光線・宇都宮線に投入された205系600番台には、メルヘン顔の先頭車を持つ編成だけでなく、埼京線等から転属した「通常顔」の先頭車を持つ編成も混在していました。そのため、宇都宮駅のホームでは通常顔とメルヘン顔が並ぶ光景が日常的に見られました。