Q1:ピロリ菌の検査をしたことがありませんが、内視鏡で「綺麗な胃」と言われたら陰性と判断してよいですか?
A1:経験豊富な内視鏡専門医が診れば、胃粘膜のツヤやヒダの状態、RAC(微細血管の配列)からピロリ菌未感染である可能性を極めて高精度に推測できます。ただし、完全な確定診断を得るためには、呼気テストや便中抗原検査、抗体検査などのピロリ菌検査を併用して確認しておくのが確実です。
Q2:ピロリ菌を除菌した後の胃も「綺麗な胃」になりますか?
A2:除菌に成功すると胃炎の進行は止まり、粘膜の炎症も治まりますが、過去に生じた「萎縮」は完全には元に戻りません。除菌後の胃粘膜はピロリ菌未感染の完全な「綺麗な胃」とは異なり、生涯にわたって一定の胃がん発生リスクが残るため、年1回程度の定期的な内視鏡検査が推奨されます。
Q3:綺麗な胃と言われたのに、胃もたれや痛みが続くときは何科を受診すべきですか?
A3:消化器内科を受診してください。内視鏡で器質的異常がない場合は「機能性ディスペプシア」や「胃食道逆流症」の可能性が高いため、胃の運動機能を改善する薬剤や酸分泌抑制薬、漢方薬などの処方によって症状の大幅な改善が期待できます。