時透無一郎に単独で討伐された事実から、ネット上では「上弦の中で実は弱いのでは?」という声が散見されます。しかし、客観的な戦闘描写や能力の特異性を分析すると、玉壺が持つ血鬼術のスペックは極めて危険な初見殺しの塊であることが分かります。
玉壺の基本戦術は、自身が作成した壺から壺へと空間を無視して瞬間移動する神出鬼没の機動力です。さらに壺からは、肉食の魚類や毒針を射出する水棲生物を無尽蔵に召喚可能。特に柱である無一郎すら一度は完全に行動不能へ追い込んだ「水獄鉢(すいごくばち)」は、水中に閉じ込めて窒息死させる極めて脱出困難なトラウマ級の拘束技でした。
さらに本気を露わにした玉壺は、自ら壺を破り「完全体」へと脱皮します。その真の姿は、全身がダイヤモンドより硬い強靭な鱗で覆われ、縦横無尽に跳ね回る蛇のような肉体。特筆すべきは、拳で触れたあらゆる物質を「生きた鮮魚」へと強制変換してしまう「神の手」の能力です。日輪刀であれ人体であれ、掠っただけで生命構造そのものを書き換えてしまうこの力は、即死級の脅威度を誇っていました。