「音楽は鳴り続ける」と聞くと、神聖かまってちゃんの代表曲『ロックンロールは鳴り止まないっ』を思い浮かべるロックファンも少なくありません。しかし、両者が持つメッセージの色彩には明確な違いが存在します。
2010年代初頭に青春の葛藤や焦燥感を叩きつけた『ロックンロールは鳴り止まないっ』が「衝動と救済」を描いていたのに対し、2020年代半ばから2026年にかけて支持される「エンジョイ!音楽は鳴り続ける」は、より祝祭的でしなやかな肯定感を帯びています。
絶望を振り払うための叫びから、今この瞬間を愛するためのダンスへ。音楽を媒介とした感情の発露が、時代の空気感とともにアップデートされている様子が伺えます。