生活現場におけるトラブルの現状を探るため、賃貸住宅の管理会社担当者や水道設備エンジニアへのヒアリング、SNSや知恵袋に寄せられた被害報告を分析すると、誰もが陥りがちな日常の盲点が浮き彫りになります。
「生鮮食品の定期便を頼んだ際、保冷箱の底に入っていたドライアイスを『すぐ片付けたい』と熱湯を沸かしたシンクに投入した。その瞬間、凄まじい水しぶきとともに排水トラップが真っ二つに割れ、シンク下が浸水した」(30代主婦の手記)
「子供が実験感覚で炭酸飲料の空きボトルにドライアイスの破片を入れ、フタを閉めて放置。直後に爆轟音とともにボトルが破裂し、天井に穴が空いた。幸い子供は離れていたため命拾いしたが、破片が目に刺さっていたらと思うと血の気が引いた」(40代男性の体験談)
集合住宅の管理担当者によると、「退去立ち会いの際、シンクに謎の放射状亀裂が見つかり、追及すると過去にドライアイスを直置きしていたことが発覚した事例が年間に複数件ある」と証言します。故意・過失による設備損壊とみなされた場合、賃貸契約上の原状回復義務が発生し、全額入居者負担でのシンクユニット交換(費用相場15万〜25万円)を請求される現実があります。