東京都小金井市、JR中央線の東小金井駅南口から目と鼻の先にある「宝華」は、東小金井の中華料理おすすめ人気店として真っ先に名前が挙がる存在です。創業は昭和46年(1971年)。亜細亜大学や法政大学、東京農工大学といった複数のキャンパスを擁する文教地区において、育ち盛りの学生たちに「安くて旨く、腹一杯になる料理を提供したい」という創業時の熱意が、半世紀を超えた今も色濃く受け継がれています。
赤地に白抜きの暖簾をくぐると、威勢の良い掛け声とリズミカルな鍋振りの音が店内に響き渡ります。店内はカウンター席とテーブル席を合わせて20席強。決して広くはありませんが、厨房とフロアが阿吽の呼吸で連携しており、長年積み重ねられた老舗ならではの活気と清潔感が同居しています。
多くの町中華が後継者不足や時代の移り変わりによって暖簾を下ろす中、宝華は世代を超えて暖簾を守り、むしろ年々その存在感を高めています。単なるノスタルジーではなく、研ぎ澄まされた味の設計と確かな調理技術があるからこそ、新旧のファンを魅了し続けているのです。