南場智子氏の原点は、新潟県新潟市で過ごした少女時代にあります。厳格な父親のもとで育ち、自立心を強く求めた彼女は、新潟県立新潟高等学校を経て津田塾大学学芸学部英文学科へ進学。大学卒業後の1986年、世界最高峰の戦略コンサルティングファームであるマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社しました。
入社後、彼女のキャリアは一気に国際舞台へと広がります。社内留学制度を活用してハーバード大学経営大学院(ハーバード・ビジネス・スクール)へ留学し、1990年にMBAを取得。帰国後は卓越した分析力と現場を巻き込む実行力で頭角を現し、1996年にはマッキンゼー歴代3人目となる日本人女性パートナー(役員)に就任しました。しかし、他社の経営改革を外から助言するコンサルタントの立場に限界を感じ、「自らの手で事業を創り、全責任を背負いたい」という強い渇望から、1999年に安定した地位を捨ててDeNAを創業します。