欅坂46の『不協和音』を語る上で避けて通れないのが、NHK紅白歌合戦でのパフォーマンスです。特に2017年の第68回NHK紅白歌合戦では、後半のウッチャンナンチャン・内村光良とのコラボレーションステージの最中に、平手友梨奈や鈴本美愉、志田愛佳らが過呼吸で倒れるという前代未聞の事態が発生しました。
なぜそこまでの事態に陥ったのか。その理由は、この楽曲が要求する身体的・精神的エネルギーが尋常ではなかったことにあります。激しいダンスブレイクと、全身全霊の感情移入を伴う「僕は嫌だ」の叫びは、メンバーの心身を極限状態まで追い込みました。
その後、2019年の第70回NHK紅白歌合戦で再び『不協和音』が選曲された際、平手は鬼気迫る表情で「僕は嫌だ」を放ち、曲終わりに倒れ込むほどの完全燃焼を見せました。この渾身のステージは、欅坂46の伝説を象徴する決定的瞬間として歴史に刻まれています。