結論から言えば、ネット上で囁かれた「武蔵小杉のタワマン大暴落」は完全な誤認です。不動産流通機構(東日本レインズ)および民間調査機関の取引データを追うと、2019年の水害直後に一時的な成約ペースの鈍化が見られたものの、価格自体が大幅に崩れる局面はありませんでした。それどころか、その後の都心・湾岸エリアを中心としたマンション価格高騰の波に乗り、武蔵小杉エリアの中古騰落率は力強い上昇を描いています。
2026年現在における武蔵小杉駅周辺のタワーマンションの平均坪単価は480万〜560万円前後で推移しており、築浅物件や駅直結物件では坪600万円を超える成約事例も珍しくありません。ファミリータイプの70平米前後の住戸であれば、1億円前後が取引の主戦場となっています。
また、賃貸相場においても底堅さが際立ちます。2LDK〜3LDKの標準的な間取りで月額28万〜38万円前後を維持しており、東急東横線・目黒線、JR南武線・横須賀線・湘南新宿ライン、さらには相鉄・JR直通線や東急新横浜線など、圧倒的な交通利便性を評価する共働き子育て世帯(パワーカップル)からの賃貸需要が途切れることはありません。