手作りスイーツをギフト用としてワンランク上の仕上がりにし、日持ちを大幅に伸ばす鍵を握るのが「包装資材の選定」です。多くの人が陥りがちな落とし穴が、100円ショップの可愛いラッピング袋にそのままお菓子を入れてしまうケースです。一般的なOPP袋は微細な気体透過性があり、口をリボンで結んだだけでは湿気や酸素の侵入を防げません。
長期間サクサク感やしっとり感を保つには、ガス袋(バリア袋)と専用資材の組み合わせが必須です。
特に重要なのが、シリカゲル(乾燥剤)と脱酸素剤(エージレスなど)の使い分けです。
- シリカゲル(乾燥剤)を使用するお菓子:型抜きクッキー、スノーボール、メレンゲ菓子など。
湿気を嫌い、カリッとした食感を維持したい「乾燥系焼き菓子」に投入します。 - 脱酸素剤を使用するお菓子:パウンドケーキ、フィナンシェ、マドレーヌ、ブラウニーなど。
しっとり感を保ちつつ、バターの酸化やカビの発生を防ぎたい「半生・油脂系焼き菓子」に投入します。脱酸素剤をクッキーに入れると乾燥させることができず、逆にパウンドケーキにシリカゲルを入れると生地がパサつく原因になります。
クリップシーラー等でガス袋を完全に熱圧着し、脱酸素剤を同封すれば、市販の個包装スイーツと同等レベルの保存環境を作り出すことができます。