逮捕された著名人のその後は、更生への真摯な向き合い方によって明暗が分かれています。薬物依存症は個人の意思だけで断ち切ることが極めて難しい脳の病気であり、医学的治療や回復支援施設(ダルクなど)での長期的なリハビリテーションが不可欠です。
公判後に自らの過ちを認めて手記を発表し、依存症克服の啓発活動に携わりながら、小劇場の舞台や単館上映映画、自主レーベルの音楽活動で地道な一歩を踏み出した人物も存在します。彼らに共通しているのは、「過去の過ちを決して美化せず、社会的な制裁と支援者への感謝を受け止め続けている姿勢」です。
しかし、一度は復帰への足がかりを掴みながらも、執行猶予期間中や復帰直後に再犯に手を染め、完全に表舞台から姿を消したケースも散見されます。法務省の犯罪白書などでも示されている通り、薬物事犯の再犯率は全犯罪の中でも高水準にあります。芸能界という刺激が強く不規則な生活環境に戻ること自体が、再使用のトリガーになりやすいという構造的な問題が存在しています。