輝かしい栄光の陰で、はしだの晩年は病魔との過酷な戦いの日々でした。2000年代後半から体に異変を感じ始め、難病であるパーキンソン病と診断されます。手足の震えや筋肉のこわばり、思うように声が出なくなる症状に苦しみながらも、彼は音楽への情熱を捨てることはありませんでした。
晩年は車椅子生活を余儀なくされ、リハビリを重ねながらステージ復帰を模索。2017年5月には京都で開催されたコンサートに車椅子で登場し、盟友の杉田二郎らとともに往年の歌声を披露してファンに深い感動を与えました。しかし、これが公の場での最後の演奏となり、同年2017年12月2日、パーキンソン病に伴う肺炎のため72歳で逝去。多くの音楽仲間とファンがその早すぎる別れを惜しみました。