プロ野球における1年の戦いは、大きく分けて「ペナントレース(レギュラーシーズン)」「クライマックスシリーズ」「日本シリーズ」の3段階で構成されています。クライマックスシリーズの仕組みを正しく把握するためには、まずこの3つの位置づけを明確に区別することが欠かせません。
ペナントレースは、セ・パ両リーグの各6球団が3月下旬から10月上旬にかけて143試合を戦い抜き、年間の勝率で順位を競う長期決戦です。この143試合を終えた時点で勝率1位となった球団が、歴史に刻まれる正真正銘の「リーグ優勝チーム」となります。
一方のクライマックスシリーズは、ペナントレース終了後の10月中旬に開催されるポストシーズントーナメントです。セ・リーグとパ・リーグのそれぞれでレギュラーシーズン1位から3位に入った上位3球団、計6球団のみに出場権が与えられます。ここでの勝者は「リーグ優勝チーム」ではなく、あくまで「日本シリーズ出場権を獲得したチーム(クライマックスシリーズ優勝チーム)」という位置づけになります。
そして最終章となる日本シリーズは、セ・リーグのCSを制した球団とパ・リーグのCSを制した球団が、真の日本一の称号を懸けて激突する頂上決戦です。つまり、日本シリーズへの挑戦権を勝ち取るためのリーグ内代表決定戦こそがクライマックスシリーズです。