『続・最後から二番目の恋』の最終回(第11話)は、登場人物それぞれが自身の人生や大切な人との距離感を見つめ直し、新たな一歩を踏み出す温かなエピソードで締めくくられました。テレビ局のプロデューサーとして激務をこなす吉野千明(小泉今日子)と、鎌倉市役所で観光推進課長から秘書課長へと立場を変えながら街を支える長倉和平(中井貴一)。二人の間に流れる空気感は、第1期から続く丁々発止のやり取りを経て、より深く強固なものへと熟成されていました。
物語終盤、千明が手掛けたドラマのロケが鎌倉で行われ、和平をはじめとする長倉家の面々や地元の人々がエキストラとして協力します。撮影が無事に終わり、日常の静けさを取り戻した極楽寺の自宅前で、千明と和平はいつものように腰を下ろして語り合います。劇的な告白や派手なサプライズではなく、お互いの存在がいかに自分自身を救い、日常を輝かせてくれたのかを噛み締めるような、静かで濃密な時間が描かれました。
一方、長倉家の家族たちもそれぞれの結末を迎えます。かつて重い病を抱え刹那的に生きていた次男の真平(坂口憲二)は、妻・知美(佐津川愛美)との間に待望の第一子を授かり、命を繋ぐ喜びと父親になる決意を固めます。長女の典子(飯島直子)は夫・広行(浅野和之)との倦怠期や衝突を乗り越え、夫婦としての新たな絆を再構築。双子の妹・万理子(内田有紀)は千明への思慕を抱きつつも、脚本家アシスタントとしてのプロ意識を開花させ、自立した表現者へと飛躍を遂げました。