治らない腰痛の元凶?胸腰筋膜の癒着を剥がす最新リリース法と真相

治らない腰痛の元凶?胸腰筋膜の癒着を剥がす最新リリース法と真相

治らない腰痛の元凶?胸腰筋膜の癒着を剥がす最新リリース法と真相とはどんな影響があるのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

何ヶ月も治療に通っているにもかかわらず、痛みが一向に引かないのはなぜでしょうか。いわゆる「胸腰筋膜性腰痛」の根深い真相は、痛覚を感知する神経線維の分布密度と組織同士の滑走障害にあります。

長年、骨や椎間板ばかりが痛みの発生源として疑われてきましたが、組織学的な研究により、胸腰筋膜の後葉には痛みを感じ取る自由神経終末(ポリモーダル受容器など)が筋肉内部の数倍から数十倍という極めて高い密度で埋め込まれていることが明らかになりました。つまり、筋膜自体が人体屈指の高感度な痛覚センサーの塊なのです。

デスクワークで長時間同じ前傾姿勢を取り続けたり、運動不足が続いたりすると、筋膜を構成するヒアルロン酸が脱水・高分子化を起こし、ゼリー状から硬い糊(のり)のような状態に変質します。これが「筋膜の癒着」です。

癒着が起きると、背骨を動かそうとした際に筋膜同士が滑らかにスライドできず、無理な引っ張り張力(シェアストレス)が発生します。すると高感度センサーが一斉に興奮し、「ズキズキとした重い痛み」や「立ち上がり時の鋭い引っ掛かり感」として脳へ警告を送り続けます。レントゲンや一般的な静止状態のMRIは骨や椎間板の形状を写す装置であるため、微細な膜の癒着や滑走不全は白黒画像に一切映し出されません。これこそが、多くの腰痛難民が「異常なし」と言われ続けてきた根本原因です。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。