実際の購入者はどのような点に満足し、あるいはどのような壁に直面しているのでしょうか。大手ECモールや育児コミュニティに寄せられた膨大な親子お揃いパジャマ口コミ評判を精査すると、特筆すべき2つの潮流が浮かび上がってきます。
第一に、近年急激に需要を伸ばしているのがパパ男の子お揃いパジャマのカテゴリーです。これまでペアルック市場は「母と娘」が主流とされてきましたが、男性の育児参画が進んだことで「休日に息子とお揃いの部屋着で過ごしたい」と願う父親が増加しました。Amazonの購買動向データでも、ジュタオピンなどのブランドにおいて「パパと息子の恐竜柄・乗り物柄セット」が星4.4以上の高評価を維持しています。取材に応じた30代の会社員男性は、次のように語ります。
「普段は仕事が忙しく、週末しか長い時間を一緒に過ごせません。妻からプレゼントされた息子とお揃いのTシャツパジャマを着てリビングで遊んでいると、息子が自分の胸を指差して『パパと一緒!』と満面の笑みを見せてくれる。言葉では言い表せない一体感と親子の絆を実感します」(36歳・メーカー勤務)
第二の潮流は、親子お揃いパジャマ出産祝いギフトとしての定着です。ギフト提案サイト「ocruyo(オクルヨ)」の集計データによると、友人の第2子誕生祝いとして「上の子とママ、あるいは赤ちゃんを含めた家族全員のお揃いパジャマ」を贈るケースが前年同期比で約124%に伸長しました。新生児用の服だけを贈ると上の子が寂しさを感じる「赤ちゃん返り」を防ぐため、「お兄ちゃん・お姉ちゃんもお揃いだよ」と包み込む配慮が、贈る側の温かい気遣いとして高く評価されています。