Q1:トゲが靴に当たって激痛が走る今夜、家にあるものでできる最も安全な応急処置は何ですか?
A1:爪切りで切ることは厳禁です。薬局の医療用テープを用い、爪に食い込んでいる皮膚を外側へ強く引き下げる「テーピング」を行ってください。トゲと皮膚の間に物理的な隙間が作られ、驚くほど圧迫痛が緩和されます。患部を泡立てた石鹸で清潔に洗い、清潔なガーゼで保護して翌朝一番に皮膚科を受診してください。
Q2:ドラッグストアで買える化膿止めの市販軟膏を塗れば、トゲは自然に治まりますか?
A2:軟膏だけでは治りません。抗菌軟膏は表面の細菌増殖を一時的に抑える効果はありますが、痛みの根本原因である「爪のトゲ(爪棘)」が皮膚に刺さり続けている限り、異物反応による炎症と組織破壊は止まりません。原因となっているトゲを医療機関で適切に処置しない限り、軟膏による根本的な解決は不可能です。
Q3:皮膚科でのトゲの除去や手術は痛いと聞いて躊躇しています。麻酔なしで処置されるのでしょうか?
A3:軽度の引っかかりであれば器具で優しく誘導・カットするだけで強い痛みはありません。すでに深く刺さっていたり肉芽がある場合は、無理に無麻酔でえぐるようなことはせず、極細の針を用いた局所麻酔を行って完全に無痛の状態にしてから処置します。麻酔自体のチクッとした痛みも冷却などで最小限に抑えられますので、痛みを恐れて放置するよりも遥かに苦痛は少なくて済みます。