倒れてしまった数字の向きを直す、あるいは2桁の数字を1文字分のスペースに横並びで美しく収めるための基本機能が拡張書式縦中横の反映手順です。縦中横(たてちゅうよこ)とは、縦書きの行の中に横書きの文字を埋め込む日本語特有の組版処理を指します。 操作自体は非常にシンプルで、数クリックで完了します。
- 縦書き文書内で、向きを直したい半角数字(例:「25」など)をマウスでドラッグして選択します。
- Word上部の「ホーム」タブをクリックします。
- 「段落」グループ内にある「拡張書式」アイコン(「A」の上に左右両向きの矢印がついたボタン)をクリックします。
- ドロップダウンメニューから「縦中横」を選択します。
- ポップアップウィンドウが表示されたら、プレビューを確認して「OK」をクリックします。
このとき、ダイアログボックス内にある「行の幅に合わせる」というチェックボックスの挙動に注意してください。ここにチェックを入れると、選択した数字が縦書きの1文字分の正方形(行幅)に収まるよう自動的に水平方向へ圧縮(変倍)されます。チェックを外すと文字の比率は原寸のまま保たれますが、行幅をはみ出して左右の行に文字が干渉する原因になります。基本的にはチェックを入れたまま適用するのが安全です。
縦中横の設定方法とショートカットの活用
日頃から文書作成を行う現場では、毎回リボンのアイコンをクリックするのは大きなタイムロスになります。残念ながらWordの初期状態では縦中横に標準のショートカットキー(Ctrl+〇など)は割り当てられていません。 しかし、キーボードだけでアクセスする「アクセスキー」が有効です。文字列を選択した状態で、[Alt] → [H] → [A] → [K] → [T] を順番に押すと、一瞬で縦中横のダイアログを開くことができます。また、一度「縦中横」を実行した直後であれば、別の数字を選択して[F4]キー(直前の操作の繰り返し)を押すだけで、即座に同じ設定を反映できます。