地域密着型クラシファイドサービスや札幌市ペット里親募集掲示板など、インターネットを通じた里親探しは手軽さから利用者が増加しています。しかし、報道やネット上の告発でも取り沙汰されている通り、ジモティー札幌子犬里親トラブル注意の事例は深刻化の一途を辿っています。
実際に寄せられた札幌市民の証言や相談事例を検証すると、手口は極めて巧妙です。「家庭でやむを得ず生まれた子犬を無料で譲ります」と投稿されていながら、コンタクトを取ると「健康維持のための特別ドッグフードの定期購入契約(年間10万円以上)」を譲渡条件として強制されるケース。あるいは、「完全無料」で引き渡された翌日に下痢と血便が止まらなくなり、動物病院に駆け込んだところパルボウイルス陽性で即日入院、15万円の治療費がかかった末に命を落としたという痛ましい事例も報告されています。
さらに見逃せないのが、「自称愛護家」や「無免許ブリーダー」による病弱個体の投棄ルートとしてネット掲示板が悪用されている点です。法改正により動物取扱業者の飼養管理基準が厳格化された結果、繁殖に使えなくなった犬や奇形・疾患を持つ子犬を、一般人を装ってネット上で処分しようとする悪質な手口が存在します。「無料」という言葉は、命に対する責任と医療義務を買い手に丸投げするための免罪符として機能してしまっているのが偽らざる実態です。