車を使わずに移動しようとする市民や旅行者にとっても、当日の公共交通網の再編は見逃せないハードルです。路面電車が街の中心を走る鹿児島市特有の構造上、ランナーが市電軌道を横断する箇所では安全確保のために鹿児島市電の折り返し運行が実施されます。
具体的には、始発から昼過ぎにかけて鹿児島駅前〜高見馬場〜朝日通・市役所前区間の運行が一時的に分断されます。系統ごとに「谷山〜高見馬場」「郡元〜鹿児島中央駅前〜高見馬場」間での折り返し運行となり、天文館や市役所方面へ市電のみでダイレクトにアクセスすることはできません。電車を降りて徒歩での横断や地下道・歩道橋への誘導に従う必要があります。
路線バスのダイヤ乱れはさらに深刻です。鹿児島市交通局が運行する鹿児島市営バスの迂回運行ダイヤをはじめ、南国交通や鹿児島交通の民営各路線でも、市内中心部を発着する便が運休や大幅な短縮運行を余儀なくされます。特に鹿児島中央駅周辺の混雑と迂回ルートは複雑化し、駅東口バスターミナルへ進入できない便が西口臨時停留所へ発着を変更するケースが多発します。
鹿児島空港連絡バスを利用する予定がある方は、鹿児島北ICや高速道路への接続路で渋滞が予測されるため、通常の所要時間(約40分〜50分)に加えて最低でも40分〜60分以上の余裕を見込んだ便を選択しなければ飛行機への乗り遅れにつながるリスクがあります。