美容コミュニティや大手Q&Aサイトを分析すると、インナードライに陥っている人たちには、ある共通した行動パターンが存在することが浮き彫りになります。
「朝メイクをしても11時には鼻の頭がギトギトになるので、1日に何枚もあぶらとり紙を使っている」「テカるのが恐怖で、乳液やクリームは毛穴が詰まりそうだから一切塗らず、さっぱり系の化粧水だけをバシャバシャつけている」といったユーザーのリアルな告白が多数寄せられています。
しかし、取材に応じた美容皮膚科医はこうした処置について警鐘を鳴らします。「皮脂を取り去る行為に執着する心理は理解できますが、油分を奪えば奪うほど、皮膚のセンサーは『バリアが失われた』と感知し、数時間後には奪われた量以上の皮脂を分泌します。この悪循環(リバウンド現象)を自ら作り出しているケースが全体の8割以上を占めています」。
良かれと思って続けていた「徹底的な脱脂」こそが、自らの肌を乾燥性脂性肌へと追い詰めていた皮肉な実態が見て取れます。