「無駄遣いをせず保護犬を助けたい」という純粋な善意を持って応募しても、審査で落とされる希望者が後を絶ちません。ビションフリーゼの里親条件審査が極めて厳しい理由は、この犬種ならではの極めて高い飼育難易度と維持費にあります。
保護団体が課す代表的な譲渡条件には、以下のような項目が並びます。
- 完全室内飼育とペット可物件の証明書提示
- 留守番時間が短い環境(単身者や長時間の共働きは要相談または不可)
- 定期的なトリミング費用を捻出できる安定した経済力
- 先住犬の避妊去勢完了および相性確認(トライアル実施)
- 60歳以上の高齢者世帯には若年層の後見人(連帯保証人)の設置
特に注視されるのが経済力です。ビションフリーゼのトリミング料金は、特殊なパウダーパフカットや毛玉処理が必要となるため、トイプードル等と比べても割高に設定されています。1回あたり8,000円〜15,000円前後、年間で10万〜18万円前後のトリミング代が確実に発生します。このランニングコストを生涯(平均寿命12〜15年)にわたって支払い続けられる確証がなければ、審査を通過することは困難です。