気品ある見た目に反して、骨格は非常に重厚です。ブリティッシュショートヘアの成猫体重は、オスで5.0〜8.0kg、メスで3.5〜5.5kgほどに達し、筋肉質なセミコビー体型が完成するまでに約3年を要します。ブリティッシュショートヘア(ゴールデン)の寿命は平均12〜15年と他猫種と同等ですが、長く健康を維持するためには特有の体質への配慮を欠かせません。
まず直面するのが「抜け毛の手入れ」です。短毛種とはいえ、ベルベットのように密集した分厚いダブルコートを持ちます。特に春と秋の換毛期には驚くほどのアンダーコートが抜けるため、毎日のラバーブラシやスリッカーブラシによるコーミングを怠ると毛球症や皮膚トラブルの原因になります。
また、生命に関わるブリティッシュショートヘアの遺伝性疾患として必ず押さえておくべきなのが、心臓の筋肉が肥大化する「肥大型心筋症(HCM)」と、腎臓に嚢胞が多発して機能低下を招く「多発性嚢胞腎(PKD)」です。これらは発症すると完治が難しいため、親猫が遺伝子検査(DNA検査)をクリアしているかどうかが命運を分ける鍵となります。