エアコンが勝手につく原因と真相|故障か心霊か?電気代高騰と解決法

エアコンが勝手につく原因と真相|故障か心霊か?電気代高騰と解決法

エアコンが勝手につく原因と真相|故障か心霊か?電気代高騰と解決法とは一体何なのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

実際にエアコンが誤作動を起こすルートは限られており、系統立てて確認していけば素人でも8割以上の確率で原因を絞り込むことが可能です。代表的な6大要因を解説します。

第1に疑うべきは、エアコンのリモコンの電池液漏れやボタンの接触不良です。長期間交換していないアルカリ乾電池から電解液が漏れ出すと、基板の配線間を微弱に短絡させ、人間が押していないにもかかわらず「運転信号」を周期的に連続送信し続ける事故が起こります。また、ボタンの隙間に溜まった皮脂やホコリが湿気を吸い、通電状態を作り出しているケースも珍しくありません。

第2の死角が、エアコン室内機本体にある応急運転ボタンの接触不良です。前面パネルを開けた場所や下面に配置されている小さな手動スイッチですが、調理時の油煙や微小なホコリが内部に入り込むと、スイッチ内部のスプリング接点が劣化してリーク電流が発生します。これがマイコンに「手動ボタンが押された」と誤認させ、唐突な起動を引き起こします。

第3に、高機能モデルに搭載されたエアコンの人感センサーの誤作動です。人感センサーは人間が発する遠赤外線(熱)の移動を感知していますが、夏場の日差しで熱を持ったカーテンが風で揺れたり、ペットが走り回ったり、ロボット掃除機が前を横切っただけでも「人が入室した」と判定してオート運転を開始することがあります。

第4は、エアコンのタイマーが勝手に入る現象です。家族の誰かが無意識にリモコンの「毎日予約」や「おはようタイマー」を有効化していたり、リモコンの液晶表示とエアコン本体の受信状態にズレが生じ、時刻合わせの電波や設定情報が誤ったタイミングで反映されているパターンです。

第5は、室内機の心臓部であるエアコンの基板故障です。長年の使用に伴う電解コンデンサの容量抜け、落雷による誘導サージ、ヤモリや昆虫などの小動物がプリント基板の裏側に入り込んでショートを引き起こす事例などがあり、これは製品寿命に近いサインです。

第6は、近年爆発的に増加しているスマートリモコンの誤作動の理由に起因するトラブルです。宅外のスマートフォンアプリと連動させている場合、位置情報の揺らぎ(ジオフェンス機能)によって「帰宅した」と誤判定され、職場にいながら自宅の冷暖房がフル稼働してしまうトラブルが頻発しています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。