ヨーロッパ周辺をはじめとする温帯(C)の雨温図で、頻出の2大巨頭が「地中海性気候(Cs)」と「西岸海洋性気候(Cfb)」です。
地中海性気候(ローマ、ケープタウンなど)の最大の特徴は、「夏に雨が降らず乾燥し、冬に雨が降る」点です。気温の折れ線グラフがピークを迎える7〜8月(南半球なら1〜2月)に、降水量の棒グラフが底をつく「逆転現象」が起きます。夏雨型のモンスーン気候に慣れた日本人にとって非常に異質に見えるグラフがこれです。
対する西岸海洋性気候(ロンドン、パリなど)は、偏西風と暖流(北大西洋海流)の影響により、「年間を通して降水量が均等で、夏は涼しく冬も緯度の割に寒くない」という穏やかな特徴を持ちます。気温の折れ線がなだらかで、降水量の棒グラフが毎月50〜80mm前後でほぼ平らに並んでいる雨温図を見たら、西岸海洋性気候と判断できます。