隙間テープの正しい貼り方完全版!ドアが閉まらない失敗を防ぐプロの技

隙間テープの正しい貼り方完全版!ドアが閉まらない失敗を防ぐプロの技

隙間テープの正しい貼り方完全版!ドアが閉まらない失敗を防ぐプロの技の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

ネット上のDIYコミュニティやまとめ動画では「家中の隙間という隙間をテープで徹底的に埋め尽くすべきだ」という極端な言説が散見されますが、これは現代の住宅工学において極めて危険な誤解です。

建築基準法により、2003年以降に着工された日本の住宅には「24時間換気設備」の設置が義務付けられています。住宅は、ドア下のアンダーカット(数ミリの換気スリット)などを介して新鮮な外気を取り込み、浴室やトイレの換気扇から排気する給排気ルートが計算されています。室内ドアの隙間まで過剰に密閉してしまうと、計画換気の気流が停滞し、湿気が部屋に滞留して壁内部やクローゼット奥にカビを大発生させる原因になります。

また、窓サッシの隙間を埋めると室内の気密性が高まる反面、外気と内気の温度差がガラス面に直接現れるため、窓周りの「局所結露」が以前より悪化するケースがあります。隙間テープは「外気の直接的な吹き込みを防ぎ、冷暖房効率を維持する」ための補助具であり、部屋全体の換気扇を止めてまで密閉空間を作るための道具ではありません。適切な換気口の開放とセットで運用することが、建物を長持ちさせる本質的な知恵です。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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