地球周辺の身近な天体から、気の遠くなるような深宇宙、果ては観測可能な限界領域まで、宇宙の距離感覚を可視化した一覧データを作成しました。光が進むスピード(光速)と、ボイジャー1号クラスのロケット(秒速17km)による所要時間を比較検証します。
上の表から明らかなように、太陽系内で最も親しみ深い太陽光が地球へ届く到達時間はわずか約8分19秒に過ぎません。私たちが昼間に見上げる太陽は、常に「約8分前の過去の太陽」です。しかし一歩太陽系の外へ出ると、隣の星である最も近い恒星プロキシマケンタウリですら約4.24光年も離れており、光の足配をもってしても4年以上を要します。さらに肉眼で見える最も遠い天体であるアンドロメダ銀河までの光年距離は約250万光年。現代の夜空に見えるアンドロメダ銀河の微かな光は、地球上で初期人類が石器を使い始めた時代に放たれた光なのです。