ツーブロックの後ろかぶせで浮く原因は?失敗防ぐオーダー術と高さ

ツーブロックの後ろかぶせで浮く原因は?失敗防ぐオーダー術と高さ

ツーブロックの後ろかぶせで浮く原因は?失敗防ぐオーダー術と高さの具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

理美容室の現場や大手サロンの施術カルテを検証すると、バックの刈り上げかぶせに不満を抱くユーザーの約8割が「浮き・もたつき・段差感」を訴えています。この現象はスタイリング技術の不足ではなく、カット構造の力学的な破綻が直接の引き金です。代表的なツーブロック後ろ浮く原因として、次の3つの構造的エラーが挙げられます。

第一に、刈り上げの位置が高すぎるミスです。側頭部(サイド)のツーブロックと同じ感覚でハチ(頭の最も出っ張っている部分)付近まで高く刈り上げてしまうと、上からかぶさる髪を支える土台がなくなります。さらに日本人の骨格は後頭部が平坦な「絶壁」が多く、骨格の出っ張りを無視して高い位置まで直線的にバリカンを入れると、かぶせた髪が滑り台のように飛び跳ねてしまい、横から見たシルエットが絶壁を強調する結果に陥ります。

第二に、生え癖やつむじの毛流との衝突です。後頭部の髪は下に向かって真下に生えているわけではなく、つむじの渦巻きに沿って斜めや外側に流れています。かぶせる髪の長さが短すぎると、髪の重さで毛流を押さえ込むことができず、毛根の立ち上がりに負けて外側に跳ね上がってしまいます。これが、いわゆるツーブロック後ろキノコ防止対策を怠ったときに現れる「傘のような浮き」の正体です。

第三に、内側のすきバサミ(セニング)の入れすぎです。「ボリュームを減らしたい」とオーダーした際、かぶせる髪の内側を根元からすかれすぎると、短く切られた髪がブラシの毛のように立ち上がり、上からかぶさる長い髪を下から押し上げてしまいます。軽さを求めた結果として逆に頭が大きく見えてしまうという、皮肉な逆転現象が現場では頻繁に起きています。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。