ネット上で「染まらない」と評価される背景には、製品の欠陥ではなく、製品の仕組みと使用環境のミスマッチが存在します。主な原因は以下の3点に集約されます。
第1の理由は、「ベースとなる髪色の明るさ不足」です。一般的なヘアカラー剤(医薬部外品)と異なり、エブリ カラートリートメントは髪のメラニン色素を分解する脱色剤(ブリーチ剤)を含んでいません。髪の表面付近にイオン結合等で色素を付着させる化粧品分類のアイテムであるため、黒髪の上にダークトーンの絵の具を塗っても見えにくいのと同様に、地毛が暗い状態では色の変化を肉眼で捉えることが困難です。
第2の理由は、「塗布量と放置時間の不足」が挙げられます。通常のコンディショナー感覚で毛先に少量だけ馴染ませて数分で流してしまうと、十分な色素が髪に定着しません。特に撥水性が高い健康毛の場合、色素が浸透する前に洗い流されてしまうケースが多発しています。
第3の理由は、「シリコンやスタイリング剤によるコーティング膜」の影響です。髪に皮脂汚れや強力なセット剤、重めのオイルトリートメントが付着した状態では、染料が毛髪表面に接触できず弾かれてしまいます。これらの要因が重なることで、「染まらない」という不満に繋がっています。