ファンが探し求めるクレヨンしんちゃんのポンポコチン音源ですが、公式サウンドトラックに「ポンポコチン体操」というタイトルの独立した楽曲として収録されている事例はほぼ見当たりません。
『クレヨンしんちゃん』といえば、『オラはにんきもの』や『ひまわり体操』といったミリオンセラーを記録した歴代の名曲や挿入歌が有名です。しかし、ポンポコチン体操は劇中歌というよりも、作曲家・荒川敏行氏が手掛けたコミカルなBGM(劇伴)に合わせてしんのすけがアドリブ混じりに歌い踊る「劇中アクション」としての性質が強かったと分析されます。
当時の子供向けカセットテープやキャラクターソングアルバムには、しんのすけのセリフ入り音源が多数収録されていたため、それらのスキット(寸劇)音源やテレビ放送の録画テープがリスナーの間で語り継がれ、名曲たちと同列の記憶として定着したと考えられます。