では、セリーグ予告先発 いつから導入された経緯を辿ると、どのような転換点があったのでしょうか。実は、パ・リーグとの歩みには20年近いタイムラグが存在します。
パ・リーグは早くも1985年に日曜日限定で試験導入し、ファンの好評を得て1994年から全試合での完全導入に踏み切りました。一方でセ・リーグが重い腰を上げざるを得なくなった決定打は、2005年に始まったセ・パ交流戦です。この際、交流戦 予告先発ルールが統一規定として採用され、セ・リーグの主催試合でも先発投手の事前公表が義務付けられました。
ふたを開けてみれば、交流戦での予告先発はファンから絶大な支持を集め、球場の動員が落ちるどころか「好カードを狙って観戦計画が立てやすい」とポジティブな効果が実証されたのです。現場の監督たちからも徐々に理解が広がり、最終的に2012年シーズン開幕をもって、セ・リーグでも公式戦全試合での導入が正式決定されました。パリーグとの違いと歴史を振り返れば、ファン主導のニーズが頑迷な球界の慣習を打ち破った象徴的な出来事だったと言えます。