『進撃の巨人』の二次創作市場において、同人誌即売会やWEB投稿サイトで形成されてきたカップリングの支持層は、緻密なキャラクター描写とともに独自の発展を遂げてきました。作品数やファンの熱量をもとにした人気カップリングの勢力図を見ると、明確な傾向が浮かび上がります。
ファンダムにおいて不動の二強として支持を集めるのが「エレリ(エレン×リヴァイ)」と「エルリ(エルヴィン×リヴァイ)」です。人類最強の兵士として絶対的な強さを誇るリヴァイが、年下の主人公エレンや、絶対の信頼を寄せる団長エルヴィンの前で見せる脆さや人間味に着目した「リヴァイ受け」作品群は、二次創作界隈における一大ジャンルを築き上げました。
一方で、リヴァイがエレンを導き包み込む「リヴァエレ(リヴァイ×エレン)」に代表される「エレン受け」需要も根強く、エレンの危うい精神性や純粋性に焦点を当てたシリアスな名作が数多く生み出されています。さらに、同期組の絆を描く「ジャンエレ」や「モブ幹部×リヴァイ」など、多種多様な切り口でキャラクターの深層心理が描かれています。