第6部の物語の推進力となっているのが、プッチ神父が「天国へ行く方法」を実行する過程で遂げた3段階のスタンド進化です。DIOの残した遺言とノートを手がかりに、神父は能力を次々と塗り替えていきました。
【第1段階:ホワイトスネイク】
自立した意志を持つ遠隔操作型スタンド。最大の特徴は、人間の「心(精神・スタンド能力)」と「記憶」を平らなDISCとして頭部から抜き出す能力です。DISCを奪われた人間は仮死状態となり、逆に他人にDISCを挿入すればそのスタンド能力や知識を移植できます。さらに幻覚を見せる白い溶解液を放つなど、謀略と暗躍に特化した極めて狡猾な性能を誇りました。
【第2段階:C-MOON(シー・ムーン)】
ホワイトスネイクが「緑色の赤ちゃん(DIOの骨から生まれたホムンクルス)」と合体したことで誕生した進化形態。本体のプッチ神父を中心とした半径3kmにおいて、「重力の向きを真横(水平方向)に逆転」させます。さらに、C-MOONが拳で触れた物体は「表裏が反転」するため、心臓や内臓を裏返されて即死に至るという、攻防一体の恐るべき近接殺傷能力を獲得しました。
【第3段階:メイド・イン・ヘブン】
新月の時、ケネディ宇宙センターの特定緯度・経度において、地球の重力位置を利用して到達した究極形態。重力波をコントロールすることで「宇宙の時間を加速」させます。神父以外の人間は時間の加速に肉体が追いつかず、あっという間に夜明けと日没が繰り返され、地球環境は激変。最終的に宇宙は特異点を越えて「一巡」し、全人類があらかじめ自らの未来(運命)を覚悟して生きる「天国の世界」を構築しようとしました。