チケットの券面に「アリーナ席」の文字を見た瞬間、勝利を確信する人は少なくありません。しかし、現場の空間構造を熟知する編集部が指摘したい最大の盲点が「アリーナ後方埋もれ問題」です。
たまアリのアリーナフロアは野球場やサッカースタジアムと異なり、完全にフラットな床面です。後方ブロック(D・E・Fブロック等)になった場合、前の席に背の高い観客が立つとステージはおろかメンバーの腰から上すら見えなくなります。背伸びを強いられ首や腰を痛めた結果、「モニターの映像しか見られなかった」という声は後を絶ちません。
また、ネット上で「400レベルは遠すぎて楽しめない」という極端な言説が散見されますが、これも半分正しく半分誤りです。確かに肉眼での表情視認は絶望的ですが、たまアリの400レベルは計算された急傾斜により、前の人の頭が視界の邪魔になる物理的リスクがゼロです。視界を遮る障害物がない状態で音響と照明のシンクロを完璧に浴びることができるため、楽曲の世界観やフォーメーションダンスの幾何学的な美しさを堪能したい層からは高い評価を得ています。