昭和の不良はなぜ消えた?ツッパリの掟と驚くべき現在地を追う

昭和の不良はなぜ消えた?ツッパリの掟と驚くべき現在地を追う

昭和の不良はなぜ消えた?ツッパリの掟と驚くべき現在地を追うの疑問点について、専門知識を基に徹底解説します。

現代では混同されがちな「ツッパリ」と「ヤンキー」ですが、時代背景とカルチャーの源流には明確な違いがあります。

「ツッパリ」は1970年代から1980年代前半、主に東日本や全国の学生の間で広まった呼称です。「突っ張る(強がる・反抗する)」という言葉通り、社会や学校の規律に対して個人的・集団的な反骨心を示すスタイルを指しました。ロックンロールやロカビリー、暴走族文化と密接に結びついていたのが特徴です。

一方、「ヤンキー」という呼称は、1970年代中頃の大阪・アメリカ村周辺で、派手なアロハシャツや太いスラックスを着てたむろしていた若者を「アメリカかぶれ=ヤンキー」と呼んだことが起源とされています。これが1980年代後半以降、全国的な不良少年全般を指す言葉へと変化していきました。

平成に入ると、ストリート系ファッションやヒップホップ、ギャル文化と融合し、ジャージやスウェットを着崩す「脱・制服」「脱・美学」のカジュアルなスタイルへとシフト。昭和のツッパリが持っていた「古典的な男気」や「様式美への固執」は、平成のヤンキーへの移行とともに薄れていきました。

山田 真由
著者

山田 真由

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