かつて運動の中心地として君臨していたのが、ニューサウスウェールズ州に位置するオーストラリア・カンブワラの広大な敷地だ。ここでカムは聖シャベル修道会を立ち上げ、自らに聖母マリアやキリストからの言葉が直接降りてくると主張。このいわゆる「私的啓示」を絶対的な盾とし、信者に対して神聖不可侵の権力を確立していった。
だが、その神聖な仮面は教団内部で行われていた凄惨な性的虐待と精神的支配の発覚によって完全に剥ぎ取られた。現在、カンブワラの聖地とされた場所は閉鎖的な雰囲気に包まれ、近隣住民からの冷ややかな視線に晒されている。指導者の欲望を満たすために歪められた啓示の終焉は、信者たちの生活を破壊し、深い傷痕を残した。