時代が平成から令和へと移り変わり、アニメーション表現や声優に求められる演技のトレンドも大きく変化した。ナチュラルな日常芝居が重宝される現代において、三木の持つ「型を持ちながらも生々しい」演技アプローチは、むしろ新鮮な輝きを放ち続けている。
近年では、若手キャストを支える重厚なバイプレイヤーとしての出演も目立つが、画面に登場した瞬間に空気を一変させる存在感は健在だ。長年のキャリアで培われた引き算の演技——あえて感情を露わにせず、声のトーンを抑えることで迫力を増す手法——は、多くの若手声優にとっても指針となっている。